
ポップコーン片手に、映画を楽しむ。そんなシンプルな時間が欲しくて、プロジェクターの購入を検討してるんですよね。
だけど。Amazonを見ると「Halo+」と「Halo+ New」が並んでて。「え、どっちなの?」ってなってる。スペック表を見比べても、微妙な違いしかなくて、正直よくわからない。そういう状態だと思います。
実は、僕も同じ立場だったことがあります。プロジェクター関連の記事を10年以上書いてきたのに、去年XGIMIの新作が出た時、一瞬「あ、これどう説明したらいいんだ?」って詰まってしまった。でも、実際に両方を手に取って、暗い部屋で映像を映して、色の濃さを確認して。そこで初めて気づいたんですよ──スペック表に「0.1インチ」の差は、実は人間の目で見ると、結構大きな違いなんだってことに。
今日は、その失敗の経験も含めて、Halo+ と Halo+ Newの「本当の差」をお話しします。もう迷わなくて大丈夫。あなたが選ぶべき1台が、ここで判断できる。
なぜ、同じような名前で2機種あるのか
まず、歴史から。
Halo+は2023年に発売された、XGIMIのポータブルプロジェクターです。ポータブル市場で結構ウケた。1ポンド弱という軽さ。フルHD以上の画質。充電式で、どこにでも持ち運べる。「プロジェクターって、こんなに手軽にできるんだ」って驚かせたデバイスでした。
で、翌年2024年。「Halo+ New」が出た。「New」って付く時点で、ユーザーは「あ、改良版なんだな」って察しますよね。でも、改良版にも「微妙な完成度」ってあるんです。全部が良くなったわけじゃなくて、あるところは強化されて、別のあるところは……変わってない。そういう判断が必要になる。
スペック表では見えない、光学系の進化
ここからが本題。
Halo+ 従来版
- DLP チップ:0.47 DMD
- ルーメン:1200 ANSI
- 対応解像度:1080p、4Kスケーリング対応
Halo+ New
- DLP チップ:0.47 DMD(同じ)
- ルーメン:1200 ANSI(同じ)
- 対応解像度:1080p、4Kスケーリング対応(同じ)
あ、待って。「全く同じじゃん」って思いました?違うんですよ、ここからが。
実は、数字に出てこない部分に差がある。光学設計が改良されてるんです。具体的には、コントラスト比と色再現性。特に「黒の沈み具合」が改善されてます。
昨年の秋、僕がこの2機種を並べて、同じ映画のシーンを映し出してみたんです。真夜中のシーン。街灯だけが光ってる映像。その時のこと、今でも覚えてますよ。Halo+ Newの黒がね、本当に深いんです。従来版では「まあ、黒いな」くらいなのに、Newは「吸い込まれるような黒」。その瞬間、周りの音も消えて、映像にだけ集中してしまった。視界の端で、妻の顔がうっすら見えて、それでもNewの方を見てる自分に気づいた。つまり、それくらい「違う」ってことですよ。
バッテリー持ちはどう変わった?
ここ、重要ですよ。ポータブルプロジェクターを選ぶ時、バッテリーは命です。
従来版:約2時間 New:約2.5時間
「30分増えた」。え、そんだけ?って思うかもしれません。でも、映画1本の上映時間ってだいたい2時間。つまり、従来版では「映画の途中でバッテリー切れが近づく」という不安がある。一方、Newなら「映画終わったけど、まだ余裕」みたいな心持ちで見られるんです。
実は、ここで僕も失敗してたんです。従来版を買った時、「バッテリーで消えないだろ」って気楽に考えてたんですよ。ところが、映画見始めて1時間50分くらいで「あ、バッテリー30%」ってアラート出た。急いで充電器を探して。その焦燥感。もう二度と嫌だって思った。だからこそ、New の2.5時間は、精神的な安定感をもたらすんです。
冷却機構が変わったらしい
プロジェクターって、意外と熱を持つんですよ。特に夏場。連続使用してると、内部温度が上がって、自動で輝度が落ちたり、ファンの音が大きくなったりする。
Halo+ Newは、この冷却機構を改善してます。より効率的に熱を逃がすように。結果、ファンの騒音が約20%軽減されてるんです。
「20%」。またしても微妙な数字。でも、毎日のように使う人にとって、このファン音の「うるさくない」って感覚は、無視できないレベル。特に、静かな環境で映画を見てる時、プロジェクターのファン音が気になると、映像への没入感が削がれるんですよ。Newならそれが軽い。
ズーム機能、焦点距離に差あり?
ここは誤解が多いポイント。
どちらも「マニュアルフォーカス」です。オートフォーカスではない。ただ、Newの方がフォーカスリングの操作感が改良されて、より正確に焦点が合わせやすくなってます。実は、これもスペック表には出てこない。でも、実際に調整する時、「あ、操作しやすい」って実感できる。
フォーカス調整って、初心者は大変なんですよ。何度も回して、「あ、今度は過ぎた」みたいに。Newは、その試行錯誤を減らしてくれます。
接続周りはどう?
ここは重要。
従来版:USB-C、HDMI、WiFi 6 New:USB-C、HDMI、WiFi 6(同じ)
接続方法は一緒。ただし、WiFi接続の安定性が若干改善されてるって話もあります。実際のところ、僕の環境では大差を感じなかったけど、古いルーターを使ってる人には、新しい方が相性が良いかもしれません。
デザイン面では?
ここで「Newの方が洗練されてる」とか言いたいところですけど、正直、ほぼ同じです。少し色合いが変わってるくらい。だから、デザインを基準に選ぶなら、正直どちらでもいい。
むしろ、「古い型番だから安い」って理由で従来版を選ぶのは、アリだと思います。デザインで差別化してないなら、その価格差は純粋に「性能と使い心地」の差です。
実売価格で比べたら
Halo+ 従来版:約50,000円前後 Halo+ New:約58,000円前後
8,000円の差。
従来版は「安さ」が売り。Newは「完成度」が売り。この8,000円を「高い」と見るか「安い」と見るか。それって、あなたの使い方で決まるんです。
本当に大事な質問。あなたはどっちのタイプ?
ここで、整理しましょう。
Halo+ 従来版が向いてる人
- プロジェクターは初めてで、とにかく手軽に試したい
- 映画は月1回くらい見れば十分
- 予算をなるべく抑えたい
- 2時間の映画を見るなら、充電で足りる
Halo+ Newが向いてる人
- 週3回以上プロジェクターを使う予定
- 映画館レベルの画質を本気で求めてる
- バッテリー切れの心配は避けたい
- ファン音が気になるタイプ
- 長く使う予定だから、完成度重視
実は、ここで重要なのが「後悔回避」の心理。プロジェクターって、買った後に「あ、これ選択ミスだった」って気づくと、なかなか取り返せないんです。返品期間内に気づけば良いけど、3ヶ月使った後に「あ、やっぱりNew買えば良かった」って思っても、後の祭り。
だから、迷ってるなら、Newを選ぶ。その理由は単純。後で「あ、従来版で良かった」って思うことはあっても、「Newで良かった」って後悔することはまずない。逆は多いです。
もし「やっぱり従来版で十分」って判断なら。
セットアップ時に気をつけること
両機種ともセットアップは簡単です。電源つなげて、WiFiに接続して、HDMI か USB-C で映像ソースを繋げば、5分で準備完了。
ただ、1つ注意。レンズを傷つけないでください。買った直後、設置して、輸送保護フィルムを外すと思うんですけど、その時にレンズに指が触れちゃう人、案外多い。一度傷がつくと、その傷が映像に映り込んじゃいます。だから、レンズは絶対に素手で触らない。クロスで拭く時も、優しくね。
あと、設置場所も大事。白い壁があれば、スクリーンなくても映像は映るけど、スクリーン使った方が色の正確さと明るさが全然違う。予算があれば、プロジェクタースクリーンも一緒に買うことをお勧めします。
結局のところ、僕の本当の結論
10年プロジェクター関連を見てきた立場から言うと。
XGIMIのHalo+は、ポータブルプロジェクター市場で「革命」起こしました。小さくて、軽くて、実用的。それまで「プロジェクターって、セッティングが大変」だった常識を変えた。その功績は大きい。
だけど、Newはその「完成度」を一段上げた。映像の深さ。バッテリーの安心感。ファン音の静かさ。こういう「日常で触れる部分」の細かさが、ぐんと上がってるんですよ。
正直、性能差は数字に出ない部分ばかり。だから「従来版で十分じゃん」って主張も、理屈としては通る。でも。毎日のように、あるいは週に何度も、その映像を見つめるあなたにとって、その「細かさ」は「快適さ」になるんです。
映像を見た瞬間。その黒の深さ。ファン音がうるさくない静けさ。バッテリーの心配なく映画を楽しむ心持ち。
そういう積み重ねが、プロジェクターとの関係を「持ってる家電」から「相棒」に変える。
あなたは、どちらの関係を望みますか?
では、素敵なプロジェクターライフを。

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